摂食障害のことを書いていく上で
”病気になるきっかけ”ってありますよね。
そしてこの病気には
「どんな風に始まったのか」
とか
「心的要因」
などがあると思うんだけれど、
今回は私の前者の出来事を
書いていこうと思います。
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もう15年以上も前のことだけど、
摂食障害の始まりの
その日のことだけは
今でも案外忘れないものだなと思う。
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この病気が始まるきっかけは高校卒業前だったんだけど
当時のその日は法事でした。
法事って一人ずつお膳の様な、
お弁当?の様なものが用意されていたんだけど
その時の私にも当然一人前用意されてて
私は当然それを食べるし、
食べること自体も特に何も考えずに食べてたの。
そしたらなんかさ…、
やっぱり量が多かったんですよね(笑)
「やば、食べすぎた」
と思って
どうしよう…って思ってたんですよ。
しかもうちのトイレって田舎あるあるの
昔ながらのボットン便所で(笑)
そこで吐くなんて絶対ヤダし気持ち悪いし、
何より平屋の家だからそんな事したら
家族に直ぐバレる。
だから仕方なくそのまま我慢して取りあえずお風呂に入ってたんですよ。
でもお風呂に入ってても
やっぱり食べすぎた感が無くならなくて。
そこで私は何を思ったか
、、、、、、、、、
、、、、、、、、、
『お風呂の排水溝』
に向かって吐いてしまったんですよ…
今考えても凄いこをとしたと思う。
(吐くなんて、体調悪い時でもした事があるか無いかのレベルだったのに吐いてしまったんです。でもこの行為をしたのも、全てこの病気による片鱗だったなと思います)
家族の皆ごめんなさい
でもそれと同時に頭に生まれた恐ろしい感情が
「吐いたら楽になった!なんだ、食べても吐いたらゼロになるじゃん!」
でした。
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これが私の摂食障害が始まったきっかけ。
しかも最初が食べ過ぎからの嘔吐だったから
私は最初から過食嘔吐型(と言う種類があります)と同じやり方で
摂食障害が始まりました。
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実家にいる時に吐いていた記憶はあまりなくて、
”食べ過ぎたな”とか”もっと食べたいな”
と思った時に
こっそり台所にある食べ物を食べては
お風呂でシャワーの音を立てながら吐いていました。
(今でも実家に帰ってお風呂で排水溝を見ると、当時のことを思い出します)
でも多分当時はこれが
摂食障害だとも思わなかったし(たぶん)、
知らなかった状態。
悪いことしてると思ってたかは分からないけど、
隠れて必死にその事を
「隠さなきゃ!」
って気持ちはあったから、
当時の私の気持ちとしては
“悪いこと”だと思っていたんでしょうね。
吐いた後
必死にシャワーで流してたのを覚えています。
本格的にヤバいなと思い始めたのは
実家を離れて一人暮らしを始めてからでした。
そこからが私の本格的な病気との戦いの日々でした。
(この”どんな風に始まったか”の根底には「心の中の心境」が結局は関係していました。それがなけれが、この出来事から嘔吐の繰り返しにはなりません。それはまた別記事にしていきます)
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